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体には危険を知らせるセンサーがあるのを知っていますか?
脳科学者の大島先生によれば、脳の健康に必要な刺激の50%を口が担っているようです。中でも咬む刺激は危険を察知するセンサー(別名感覚受容器)が備わっています。前歯にはたくさんのセンサーを備えているため繊細な仕事が得意。食事中奥歯に異物を感じても奥歯はセンサーが少ないため感知できません。食べて良いかの判断はセンサーの多く集まっている前歯、くちびる、舌の先に移動させて異物の情報を脳に伝え判定します。センサーは全ての歯がしっかりと咬む時に正常に脳に伝達、前歯が開いている不正咬合は能力を発揮できません。咀嚼運動は混乱を招き、関節の病気の原因となります。君達の咬合力は今減少傾向にあり、危機感知能力の低下も否定できません。回復には感性豊かな学童期までに不正咬合などの環境改善と咬み方指導が大切な時代に来ています。


君の鼻づまり、見たことあるかい?
鼻づまりは鼻呼吸障害です。しかし呼吸が辛いとか話題にのぼることもないのは口呼吸で代用が可能であり、しばらくすれば鼻呼吸ができると思っているからです。人間は体に良くない症状があっても目で見て、確認できなければ記憶から薄れてきます。そこで質問、君の鼻づまりを確認したことありますか?機能は短期間でも使わなければ衰退して元の機能に自然回復することは困難です。口呼吸は鼻呼吸に比べ体に必要な酸素量を取り入れる能力はないため、一生酸素欠乏状態です。成長期にある学童期の君は酸欠のために将来心や体の発育に悪影響を与えたり、無呼吸症候群など成人病の火種になります。体を蝕んでいく病は今や学童期の2人に1人にせまる鼻炎の数です。鼻づまり、口呼吸、いびきなど見えない症状は子供たちの健康にとって危険なシグナルです。