検索

咬まない、咬めないことが呼吸障害の犯人だ
ご存知のヘッケルの脊椎動物3段階進化の図です。1段階の進化の過程では人間と魚(星 )に差がありません。次の図はご覧になった方は少ないかも知れません。人間の胎児にも魚のような鰓(えら)がついていました。えらはもちろん呼吸するための道具です。海から陸上に生活が代わり、23億年かけて人間のえらは呼吸するだけでなく食べる,話す、飲み込むなど環境に適応すべく咀嚼筋が誕生してきました。ところが今日の食生活環境は激変(弥生時代の卑弥呼の食生活と比較すると現代人は6倍以上も苦労しないで食事をしています)、その退化の流れは留まることを知りません。咀嚼筋を益々使わない生活様式による弊害は進化の過程で同じ呼吸器系の筋肉に悪影響を与えることは当然と思いませんか?

勉強会
先日矯正の専門の先生方の勉強会に行ってまいりました。ケースプレゼンテーションを発表し合う会です。 日々の臨床の疑問点等を話し合う会は思考が深まりますね。 裏側矯正、インビザラインについてのお話でした。先生方ありがとうございました。お疲れ様でした。

学童期の子供達全員に「5」を取って欲しいものがあります。
人類学者の馬場悠夫先生をご紹介します。以下の原文をお読みになって、子育ての参考にしてください。『縄文人の健康なあごと、咀嚼(そしゃく)機能を取り戻すため、義務教育では、普通の勉強で頭を鍛え,体育で体を鍛えているが、中間の顔を鍛えるのを忘れている。子供たちの虚弱の顎と咀嚼筋を鍛えるには給食の時間を正課とし、硬くて大きな干し物【するめ?】を食いちぎって完食できれば[5]をやるとよい。.そうすれば教育熱心な母親は、幼児期から我が子のトレーニングを怠らないであろう。なお咬み方は臼歯で何回も咬むだけでなく切歯で食いちぎることが肝要。』過去の人骨を調べてわかった結論です。なぜ切歯をつかうことが大切か?りっぱな顎と咀嚼筋に変身するだけでなく咬合力と瞬発力が一気に増加、口もとがひきしまった君の将来は一流のアスリートも夢ではありません。