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1)なぜ口呼吸?:120年前の警告が生かされていれば口呼吸は酸素不足
野口英世博士によれば「酸素不足は全ての病気の原因」120年前の報告ご存知ですか?酸素不足とは呼吸障害を示します。脳が生存する上で必要な酸素量は成人では体の20%、小児ではそれ以上必要としているようです。一方動物学者の本川達雄先生によれば恒温動物は77%を消費、同じ恒温動物に属する人間の酸素量が著しく少ないことがわかります。理由は人間特有の生活習慣が少なからず影響を受けているはずです。脳の特性として東京有明医療大学の本間生夫先生によれば完全酸欠(死)になると最初に腐り始める臓器(数分後)は脳みそとのこと、最近の呼吸障害が社会に及ぼす経済的損失(3兆5千億円)は20%減少を示すイエローカードか?120年間見過ごし、放置されてきた酸素不足による口呼吸は今やサイレントキラー(沈黙の殺し屋)かもしれません。


口呼吸を考える 日本、世界も口呼吸は万病の元であることを発信しています
口呼吸を放置すると精神的肉体的ダメージ、さらに社会的損失に及ぶなど大変な事態を迎えてしまうことで厚生労働省が本腰を入れ始めました。その病名は「口腔機能発達不全症」です。わかりやすい表現にしますと、多分こんな意味だと思います。「成長に伴い誰もが自然に身つく機能(呼吸、食べる、話す機能)が未発達のために生じる症状で、そのきっかけが口呼吸である。今まで口呼吸は癖として軽視される傾向がありましたが、成長するに従い心身に悪影響を及ぼすほど深刻でしかも将来万病の元になることもわかってきました。増加する口呼吸の低年齢化を防ぐには成長期の早い時期に予防的対応が必要である」しかし歴史を知ると口呼吸予防は決して簡単ではありません。まさに言うは易し行うは難し、Whyの問いかけからその理由を考えてみたいと思います。