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口腔機能発達不全症の子供達、 早期に治療すれば回復するはず、マジですか?
食べる、話す、呼吸することが未発達な子供達を正常な機能回復を目指すために平成30年「口腔機能発達不全症」とうい病名が新設されました。未発達を招く生活習慣などの乱れを早期に発見して適切に指導すれば改善、解決ができると考えていることに驚きを隠せません。もし野生動物が同じ状況に出会っていたらとっくに絶滅しているはずです。特に食べる、呼吸する機能は本能に起因するもので教育、訓練により身につけるものではないからです。原因は生まれつき備わっているはずの治癒能力の著しい低下によるものです。突然発症したわけでなとすれば過去に火種を残してきたはずであり、その手がかりを探す為に人体の過去に遡って調べた証拠を令和3年9月19日日本病巣疾患研究会で発表しました。その内容をお伝えします。


先生、あれから世界が変わりました、なぜですか?
最初は半信半疑でした。鼻炎、いびきなどの呼吸障害は鼻、呼吸器系の領域で起きている症状で歯科、特に矯正分野において関わりはさほど多くはないのではないかと思っていました。昔から鼻、喉による障害は矯正治療に悪影響を与えるためできる限り治療前に治してもらう必要があること、もし癖や持病として抱えたまま矯正治療をすれば、せっかく綺麗になった歯並びが不安定になりかねない恐れが出てくることを事前にお伝えしています。しかし長年悩まされてきた鼻疾患が矯正治療通中に解放された。呼吸障害により顔全体の発育障害が矯正治療後改善していた。無呼吸症候群の兆候であるチアノーゼ(酸欠症状)が改善した事実から、鼻、喉を含む呼吸器系の病気の中に矯正治療で改善できる症例もあるのではないかという思いが推測から確信に変わりました。